マニュアル車-エンスト日記7

マニュアル車プチ情報

マニュアル車にまつわる情報を集めてみました。新聞、雑誌、インターネット、ゲーム、映画・・・。様々なメディアで、まだまだ元気なマニュアル車を追いかけます。

7. 納車!!しかし

勢いだけで契約してしまった車。
自宅に戻って数日。Zの納車を待っていた。

早く納車されないかなー、

とネットや雑誌でZ32の情報を見たり、

あらためて購入確認書を見たりして過ごす。

書類や駐車場の確保も済んだし、期待1割、不安9割で過ごした。

そして、やっと納車予定日。

夜遅くに来るとの連絡があった。

しかし!再度の連絡があり、

「これから行こうとしたんですけど、
プラグがかぶっちゃってエンジンかからないんですよ」

「は?」

「申し訳ないですけど、明日また行きます。
その間ひととおり点検しておくんで」

・・・何だとー、話が違うじゃん。


さんざん待たせている上に、故障なの?

人に売れる代物じゃないんじゃないのか?

と、ますます不安になってくる。
(後で知ったことだがこの中古車屋Aは、悪評高いらしい)




そして翌日。

夜の10時を回ってから、待ちに待った電話。

「近くに来てるんですけど」

との連絡に、すぐさま駆けつける。

マンションが多くて駐車場までの道が分かりづらいのだ。

暗闇の中、すぐにそれと分かるエンジン音が、

マンションに挟まれた道に響いている。

道端でこの前の兄ちゃんと、

同じくつなぎ姿のもう一人から、説明を受ける。


エンジンオイルは安くていいからマメに交換。

タイミングベルトとウォーターポンプは未交換のようなので早めに交換。

出来ればエアフィルターも交換。

エンジンは調子いいけど、補機類が経年劣化しているので、

すぐに点検・整備に出したほうがいい、とのアドバイス。

興奮状態で、話がまったく身に入らない。

「じゃ、駐車場まで行きますから、助手席で案内おねがいします」

ともう一人の兄ちゃんに言われて、乗り込む。

ドアにくっついているシートベルトを探って、装着。

と横を見るとこの人もシートベルトしてないじゃん!
(前の送迎してくれた兄ちゃんも、してなかった・・)
この人達って・・。

そしてスタート。


「ギャンギャーンッ、ドッ」


すばらしく派手なエンジン音に、強烈な背中からの衝撃。

走り出すと、こもるような低音から、一気に吹き上がって高音へ。

硬い乗り心地で、シフトチェンジするたびに腰がゆれる。

平静を装って道案内しながらも、内心は不安全開モード。

走るとこんなにデカイ音なのか。

しかもエンジン音なんてヤン車のような派手さ。

こんなクルマでエンストこきまくってもいいんですか、先生。

かっこ悪いだけならまだしも、ミスって事故ったらやだなー。

などど、頭の中は不安の嵐。


「じゃ、駐車場に入れちゃいますね」


と、いつの間にか到着し、駐車場の白線内に収まるZ。

エンジンを切って、しばし立ち話。


「プラグは変えましたけど、まだかぶり気味なんで、


エンジンがかかったらアクセルあおって下さい。

切る前も一度あおってから切った方がいいですよ。


「とにかく、すぐ点検に出してください」

「でもエンジン自体は、この年式でここまで調子いいのは
なかなか無いですよ。ただ、補機類がね。
ま、オイル関係とか、メンテをまめにしてもらえれば大丈夫ですよ」

そして、

「じゃ、また何かあれば連絡ください」

と行ってしまう二人。


「・・行っちゃうの?ど素人のオレを残して、
このクルマをどうしろって言うんだー・・」


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