AT車とMT車の違い・・・MT車を選ぶ理由とは??
なぜMT車は面白いのか。
今さらな話題ですが、あえて議論してみました。
日本では販売台数で見る限り、いまやAT車が圧倒的主流です。
AT車を基本として、なぜわざわざMT車を選ぶのかを考えてみました。
MT車派の言い分
AT車とMT車は、見た目上の違いはシフトとクラッチだけです。
車内を覗いてシフトレバーを見たり、ペダルを見たりしないと違いは分かりません。
しかし、実際に運転する感覚はだいぶ違います。
基本的には、シフトアップやシフトダウンを自分で行うという違いだけなのですが、
MT車では次のような「ミス」をする可能性があります。
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まず発進の際、クラッチ操作がスムーズでないと急発進したり、
前後にギクシャクする動きをみせることがあります。 |
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またギアチェンジの際もクラッチ操作がスムーズでないと、
「ガクンッ」というショックが発生します。 |
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シフトアップやシフトダウンでは、場合によりアクセル操作が必要になりますが、
この操作が正確でないと、やはり「ガクンッ」というシフトショックになります。 |
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ギア操作を間違えて、たとえば2速から3速にシフトアップするはずが、
間違えて5速に入れてしまったりするシフトミスも起こりえます。 |
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バックするときに、完全に停止する前にギアを入れると「ガリガリッ」と
ギア鳴りを起こしてしまいます。 |
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信号などで停止する際も、停止する少し前にクラッチペダルを踏むか、
ギアをニュートラルにしないとエンストします。 |
以上のようにMT車は、AT車に比べてミスをするリスクが大きいのです。
ちなみにAT車ならこれらのミスはあり得ません。
つまりMT車はAT車と違って、誰でも同じように簡単に扱える訳ではありません。
AT車よりも覚えることが多いのは明らかです。
かといって、AT車よりも速いとか燃費がいいとか、圧倒的なメリットがある
訳でもありません。旧来のATだけでなく、MTをベースにした
最新の2ペダル車も続々と登場しています。
確かに、MT車はムダと言ってしまえばそれまでです。
AT車には無くて、MT車にだけある唯一のものと言えば、
この「ムダ」とも言えるものかも知れません。
両手両足を使って、愛車の心臓の鼓動を聞きながら運転する。
MT車には、技もたくさん存在します。
ダブルクラッチや、ヒールアンドトゥ、2速発進、エンジン回転の保持など、
攻略するには時間と練習を要しますが、攻略の楽しみがあります。
そう、難しくてムダなものだからこそ、チャレンジし甲斐があるのかも知れません。
上手くいったときは車もスムーズに、キビキビと動きます。当然、気分は格別。
エンジン音にもリズムが出てきます。
シフトアップ、シフトダウンを繰り返して走ると、まるで自分がタクトを握って
車がエンジンの音階を奏でているような気分になります。
こうした楽しみは、AT車には無いものです。
これから教習所に通おうと考えている方へ。
確かに「教習を簡単に終えたい」というのもひとつの考え方です。
しかし、教習所に通おうとしているあなたは、「運転をマスターしよう」と
考えているはずです。人生のうちに教習所に通うことは、そう何度もありません。
せっかく車の操作を集中的に覚えようとしているこのタイミングを逃したら、
より難しい操作を覚えようと思い立つことは、二度と無いかもしれません。
あなたの身近に存在する「MT車の世界」に一度も触れずに過ごすか、
MT車を愛車にして、楽しくて安全なカーライフを送るか。
今がその選択の時ではないでしょうか?
MT車を選択するあなたを、Shift-UP Clubは全力で応援します。
これまで教習中の方の多くが、「MT車攻略マニュアル」の冊子で
予習・復習することで、難しいといわれるMT車の教習をクリアしています。
緊張が伴う技能教習のときは、なかなか耳に入らず、身になりにくい
細かな操作方法も、図解で分かりやすく解説しています。
冒頭で紹介したような、MT車にありがちなミスを、起こすことはありません。
この冊子は、教習所を卒業した後の方でも日々の練習に役立つように作られています。
読者の中には、モータースポーツにチャレンジするようになった方もいらっしゃいます。
難聴でも、冊子の情報と努力だけでMT車で免許を取った方もいらっしゃいます。
MT車は、あなたにも運転できます。
MT車派の言い分
あなたも今、MT車攻略マニュアルを手に、MT車にチャレンジしませんか?
■MT車派の人たちの声
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「MT車、めちゃ難しいけど頑張ります!」
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「毎回カレにダメ出しされます(><) いつかひとりでお出かけできるようになりたいです。」
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「ボケ防止ということで乗っています(笑)」
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「両手両足を使うので、”ながら運転”が出来ない代わりに安全運転ができると思います」
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「うまくシフトチェンジができると思わず「よぉし」と言ってしまいます(笑)」
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「トラックもバスも何でも運転できるようになりたいから、はじめからMTで免許を取りました」
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「最初は難しかったのですが、ある一線を越えてからは、乗る回数につれて楽しくなってきた気がします」
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「ただただRX-7に乗りたかったので、当然MTしか考えられません」
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「たまにAT車に乗ると暇で、長く乗ると眠くなります」
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「シフトショックなしで、いかに繋ぐかを試しています」
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