火曜日

補講が終わった後、クラスメイトの質問にもごめんと答えて、そそくさとアスランは教室をでていった。

そんな様子を2年の体育祭の時から友人になったダコスタが苦笑しながら見ていた。

昨日は俺達と塾だったからなあ・・相変らずヤマト妹にベタぼれか。

 

「こんばんは」

自動ドアが開くと同時にアスランは声をかけた。

「いらっしゃいませ。」

カガリの母親が開いたドアに反応し、アスランに気がついて言葉を続けた。

「こんばんは、塾に行くことにしたんですってね。」

いつも母と喋りながら店の中で待っているカガリが見当たらず、

アスランはちょっと怪訝そうな顔し、彼女の姿を探しながら答えた。

「はい。聞いたんですか?」

彼女の母親はニッコリと笑いながら言った。

「ええ・・レノアとカガリから。」

筒抜けか・・・母親同士が仲がいいのもちょっと問題かもとアスランは少しだけ感じながらも答えた。

「そうですか。」

「昨日は少し寂しそうにしてたわよ。」

とカガリの母はウィンクをアスランにした。

「あっ・・すいません。」

アスランは思わず謝ってしまった。

が、その言葉とはうらはらに、少し頬を染めながら嬉しそうな表情をしていた。

「あの・・それでいますか?」

「ちょっとまってね。今日はあの人にいろいろ聞いていたから・・」

母親はちょっと店の奥の厨房を覗き込んだ、そしてアスランに声をかけ、厨房へと入っていた。

「呼んでくるから座ってて」

 

アスランは店の奥のいつもの席に足を運んた。

閉店30分前だけにカフェの客は彼をのぞけばあと一人しかいない。

「それで、母さん、明日やってみてもいいかな?」

明るい声が聞こえてきたので視線をそちらへ向けた。

カガリが母親と話しながら厨房からでてきた。

あれ?

アスランの胸が踊った。カガリは学校の制服ではなかった。

紺の膝が見える少し短めのスカート、白いブラウスにはピンクのリボンが結ばれていた。

学校の制服以外ではあまりスカートを着ないカガリなので、今日の彼女の姿にアスランは見惚れた。

「ごめん、アスラン。」

母親と話が終わったようで、カガリがアスランの方にかけてきた。

「カガリ、その格好」

驚きの表情のままアスランは言った。

「えっ、」

カガリは自分の様子を確認して、ちょっと照れたように笑いながらいった。

「あっ、着替えるの忘れてた。今日バイトが終わってすぐ父さんのところに話をききにいったから。」

「バイトの制服なんだ。」

「うん。一応ね。母さんの趣味なんだけどね。」

アスランは黙っていた。何か考えているようにカガリには見えた。

「似合わないか?」

先に着替えておくんだった・・・とカガリはそのあと小さい声でつぶやいた。

ちょっと沈んだ感じの声に聞こえてアスランは慌てて否定した。

「いや・・・そんなことないよ。」

そして少し赤くなった顔で言った。

「可愛いよ・・すごく似合っている。」

見とれてしまってたんだとは恥かしくて口に出せなかったが。

「あっ、ありがとう。」

カガリも一緒に赤くなっていた。

 

「あのさ、えっと・・・土曜日は塾だって聞いたけど、来週の土曜日って塾の後って会えないかな?」

赤くなったまましばらく、二人とも俯いていたのだが、カガリがその沈黙をやぶって聞いてきた。

「あのさあ。できればここで待ち合わせをしてさ。」

アスランはちょっと眉を寄せて来週の土曜って何かあっただろうかと考え、そして答えた。

「うーん、塾は今週初めていくから時間についてはなんともいえないけれど、だぶん大丈夫かな。」

アスランの言葉に満足したカガリが提案した。

「じゃあ時間はまた来週の今日決めるとして、できれば空けといてほしんだけどさ。だめか?」

「いいけど。どうして?」

アスランハは珍しくこだわっているカガリの様子が気になり聞いてきた。

「いや・・いいじゃないか。その代わりといってなんだが、去年のように家にいったりしないからさ」

とカガリは悪戯っ子のように笑いながら言った。

その一言でアスランはカガリが自分の誕生日のことをいっているのがわかって軽く彼女を睨んだ。

 

去年の誕生日は平日だった。まだカガリと付き合い始めて1ヶ月頃のことだった。

放課後カガリの家のカフェでキラやラクスと誕生日を祝ってもらった。

しかし、カガリはその前に深夜家をこっそり抜け出し、アスランに会いにきたのだ。

一番におめでとうっていって、プレゼントを渡したかったんだと。

流石に玄関のベルを鳴らすわけにはいかないので、キラから携帯をかり、アスランの部屋に電話をかけてきたのだが。

アスランはこんな夜中にと仰天して慌てて家の外にでてきた。

が、カガリの言葉をきいて何もいえなくなってしまい、その日は彼女を家まで送った。

もちろん後日こっぴどく叱ったのだが。

 

そうだ、来週の土曜日は誕生日だとアスランは気が付いた。

カガリは自分のために何か計画をたてているようだとも思った。

「土曜日はキラたちも来るのか?」

「えっ?」

いきなり双子の兄貴の名前がでてきたので、目を丸くしながら

「いや。誘ってない。まあ当日店にいるかもしれないけど」

と答え、それからちょっとガッカリした顔になって頭を掻きながら言った。

「なんだ気づかれちゃったのか」

アスランはそんなカガリにごめんといった感じで苦笑しながら答えた。

「ああ・・。でも最初のうちはまったくわからなかったよ。去年の話をお前がしたから気づいたんだ。」

「そうか・・で、さあ」

どう?って感じでカガリが上目遣いでアスランをみた

「ああ・・・そういうことなら是非。時間は来週の今日決めよう。」

「うん。よかった!」

カガリの嬉しそうな顔をみて、アスランは少し悪戯心が湧いてきた。

「それで、カガリ覚えてる?」

「何?」

カガリは機嫌よく答えた。

「その次の日は模試だからね。わかってる?」

「あっ」

お前って意地悪なやつとばかりにカガリはプイと横向いた

「覚えているよ」

アスランはカガリが想像していたとおりの反応をしたのでクスクスと笑っいながら言った。

「よかった。その日は迎えにいくから一緒にいこうね。学校に」

ちぇっという感じでカガリはうなずいた。

 

次の日からカガリの計画のための準備が始まった。

父親にスポンジケーキとクリームの作り方をならったカガリは

アルバイトの空いた時間に厨房の端の方で、

父親達の仕事の邪魔にならないように気をつけながら作業を続けた。

最初はアスランの誕生日プレゼントを買うための資金が欲しくて

実家のケーキ屋のアルバイトを始めたカガリだったが、

父親の厨房をのぞいているうちに自分もケーキを作ってみたくなってきた。

誕生日プレゼントとは別にアスランのためにケーキを作ってみたいと思ったのだ。

アスランは甘いものが苦手だ。

だが、誕生日にはやはりクリームと苺ののった誕生日ケーキを食べてもらいたい。

去年だって、最終的にはカガリの口にほとんどそのケーキはおさまってしまった。

自分には出来るかどうかわからないが甘さを抑えた彼にも食べれるようなケーキを作ってみたいと思った。

試作品を作り母やキラにも食べてもらい、感想をきいたりもした。

また父親のケーキ作りの様子を観察したりもした。

ケーキ作りはとても楽しく、アスランと会えない寂しさを紛らわせてくれるようになった。

 

次の火曜日

いつものようにアスランがカフェへやってきた。

土曜日の待ち合わせの時間を決めた後、アスランがカガリに日曜日の都合を聞いてきた。

「えっ?日曜日って模試だろ」

お前が模試だって何度もいっているじゃないか・・とちょっと頬を膨らませてカガリは言った。

「あ・・だから、夕方というか夜、空いている?」

「特に用事はないけど・・なんで」

カガリが首をかしげながら聞いた。

「日曜日、カガリも家で夕食を一緒にどうかって母さんが言っているんだ」

「えっ」

カガリの目が瞬いた。

「父さんも珍しく家にいるらしくって、俺の誕生日祝いをするって母さんが」

ちょっと照れたようにアスランは続けた。

「それで、カガリを誘いなさいって。来てくれるかな。」

「う・・・うん。いい・・のか?私が行っても」

カガリは驚きで言葉が上手く出てこなかった。

「ああ、もちろん。」

よかった・・アスランは嬉しそうに笑った。

「じゃあ、模試の帰りは俺のうちにそのままくればいいよな。そうしたら部屋でゆっくりできるし。」

「えー」

アスランの提案にカガリが不満の声をあげた。

「どうして?」

「だって、せっかくの食事だから・・制服でなんて。その・・・ワンピースとか・・」

カガリが俯いて真っ赤な顔を隠しながら小さな声でいった。

「あっ。そうだね。ごめん」

アスランはそんな彼女がいとおしくなりカフェにいることを忘れて口付けをした。

もちろんその後カガリに殴られたのだが。

 

金曜日の夜・・・時計が0時を回った時、アスランの携帯がなった。

一瞬、アスランはギョッとしたが、メールの着信音だと気づきホッとした。カガリからだった。

 

誕生日おめでとう!

今日は楽しみにしているからな。

 

今年は約束通り、夜中抜け出すのはやめてくれたようでメールを見ながらアスランは幸せな気分になった。

 

次の日、カガリは朝から厨房にこもってケーキ作りをしていた。

その様子をキラと母親が優しく見守っていた。

 

塾が終わった。

「16時か」

アスランは時計を見て呟いた。

今日は先週と違い質問する人が少なかったせいか思ったより早く終わった。

これなら約束の時間よりも1時間くらい早く着きそうだと思った。

隣にいたダコスタがその様子を見てクスっと笑い声をかけてきた。

「今日はこれからヤマト妹に誕生日を祝ってもらうのか?」

「えっ、まあ」

少し赤くなってアスランは答えた。するとダコスタの前に座っていた女の子が振り向いて言った。

「あれ、ザラ君って今日、誕生日なんだ。」

「ああ、そうだけど。」

アスランの前に座っていた女の子も振り向き声をかけてきた。

「じゃあ、お祝いしなきゃ」

「そうだな」

ダコスタの隣に座っていた学生もいってきた。

アスランはダコスタと補講で知り合った彼の友人達6人で塾に通っている。そのうち2人は女の子だ。

「えっ・・・あと、今日はちょっとその用事があって」

少しアスランは困った顔をした。

「1時間くらいでもダメなの?」

「うーん」

もともと人付き合いの苦手なアスランは友人が少ない。

ダコスタを通じて知り合った新しい友人達ともう少し親しくなりたかった。

予定より1時間早く塾が終わったんだから、1時間くらい彼らとお茶をして帰っても大丈夫だろうと彼は判断した。

「うん、そうだね。1時間くらいなら」

「いいのか?アスラン」

ダコスタが心配そうに聞いてきた。

「塾が予定より早くおわったから」

アスランはそう答え、予定よりも遅くならないと考え、カガリに連絡をいれなかった。

 

19時55分・・・閉店時間まであと5分。

キラは母親と顔を見合わせてため息をついた。

店のケーキの陳列棚の奥にちょこんとCDよりちょっと小さい丸いショートケーキが置いておった。

アスランのためにカガリが作ったケーキだ。それはなかなかのできだった。

カガリは店の奥の部屋のソフアで膝をかかえて座っていた。

目には涙がいっぱいに溜まっていて今にもこぼれそうだった。

ソファーの前のテーブルの上に置かれた携帯をぼんやりと見つめていた。

そこへ母親に無言で促されたキラがカガリのところにやってきた。

キラは彼女の様子を見て声をかけるのを一瞬ためらったが・・・

「カガリ・・・もう店を閉める時間だからだって母さんが。どうする。」

優しく声をかけ、頭をなぜた。

カガリがキラのほうに顔を向けた。涙が頬をつたった。

「連絡はとれたの?」

頬の涙を手のひらで拭いながらキラは再度カガリにきいた・・・が、予想通り彼女は首を振った。

「そう・・・メールは?」

「・・・・もう5通も打ったから・・・もういい・・・」

「そうか・・」

キラはカガリをやさしく抱きしめた。

「とりあえず、家に帰ろう・・・ね。」

「・・・うん・・・」

 

アスランはいつもカガリとの約束は優先してきた。だめになる時はそれなりの理由がある。

また時間が遅れたりしたときはもかなりマメに連絡をする方だった。

今日のように音沙汰がないというのはカガリにとって初めてのことだった。

カガリはかなり動揺し、不安におちいっていった。

そして悪い方向で思考が巡らされていった。

カガリはアスランが一人で塾に行っているのでないことを知っていた。

アスランから直接聞いたわけではないが。

友人のダコスタやダコスタの友人と6人で行っていて、その中に女の子がいるのも知っていた。

また女の子の一人はダコスタの友人の彼女であり、

またもう一人の子はアスランに好意を持っていることも知っていた。

最近アスランが受験を理由に自分との時間よりも塾や勉強に時間を割いているのは

本当は自分とあまり会いたくなくなってきているのではないかと思えてきた。

もともと会う機会が減ってきて、寂しい思いをしているだけにカガリの不安が解消されなかった。

寂しくて、悲しくて涙が止まらない。

カガリはキラに抱きかかえられるようにして家へ向かった。

 

その1時間くらい前、アスランの塾の近くのファミリーレストラン。

まだ6人はそこで話をしていた。

最初は1時間のつもりだったのだが、学校の話、塾の話、受験のことなどで

話が盛り上がりゆうに2時間は過ぎていいた。

ふと、ダコスタはアスランのカバンの中の携帯がなっている音に気が付いた。

メールだったのかすぐにきれたようだ。

ダコスタは思いあたって時計をみて、横にいるアスランを肘でつついて小さな声でいった。

「お前時間大丈夫か?携帯なってたみたいだし。」

「えっ」

アスランは慌てて時計を見た、が、目まいをおこしそうになった。19時少し前。

ここは駅まで歩いて15分くらいはかかるので、今から頑張って帰っても20時は軽く過ぎてしまう。

カガリの家の店の閉店時間は20時だ。とはいえ向かわないと、カガリが待っている。

「ありがとう、ダコスタ。お金あとで請求して」

アスランは立ち上がり、驚くほかのメンバーに

「ごめん。俺もう帰るから。1時間が2時間になっていた。今日はありがとう。」

と声をかけ店を出て行った。

携帯を開き、カガリのメールをみて、今日、みんなの誘いを断れなかった自分に腹がたった。

とりあえず電話をしようとしたが人混みのせいか、圏外の表示がなかなかきえなかった。

そのうち電車がきてしまったので、携帯をかけるのをあきらめ飛び乗った。

 

「ただいま・・キラ?」

玄関で母の声が聞こえたので、リビングに向かうためにキラはカガリの部屋をでた。

「お帰り、母さん」

「どう?様子は?」

心配そうに母親は2Fを見ながらキラに聞いてきた。

「泣き疲れて・・・寝ちゃった」

「そう」

うん・・とうなづいて、彼も2Fをのぞきリビングに入った。

「まあ急な用事が入って、連絡がとれないのかもしれないはね。」

さあ?っといった感じでキラ両手をあげた。

「まさか事故にあったりして連絡が取れない状況になっているとかないわよね。」

「まさか?」

「そーよね。でもほら、あのアスラン君が連絡をくれないなんて・・気にならない?」

「まあ、大丈夫だと思うよ。」

なんで?って顔をしながら母親は晩御飯を作るために台所へ向かった。

「だって、さっきカガリの携帯なってたから。泣きじゃくっていたからもう無視しちゃったけど、僕」

「そう・・・・ということは」

ピンポーン

玄関のチャイムがなった。

ほらね・・と二人は顔を見合わせた。

 

母親が玄関をあげるとそこには息も絶え絶えのアスランがいた。きっと駅から走ってきたのだろう。

「あ・・・えっと、夜遅くすいません。その・・あの・・カガリは?」

アスランの様子を複雑そうに見ていた母親は答えた。

「こんばんは、アスラン君・・・えっと、カガリはね。」

「泣き疲れて寝てるよ」

とリビングからでてきたキラが口をはさんできた。

母親はバトンタッチとばかりにリビングへ消えていった。

「えっ・・・泣き・・」

「いったい、どこをフラフラしてたのかな?アスラン」

キラが冷たく言った。

「いや、その・・塾の仲間が・・その・・」

「まあどうでもいいけど。遅くなるならそう事前に連絡すればいいじゃないの?」

「それは悪かったと思っている。だからこうしてきたんじゃないか。」

そんなことはわかっているさ、といった顔でアスランは続けた。

「だから、さっきだって電話したし・・」

「さっきのは知っているよ。でもその時はもう僕の腕の中で泣きじゃくっていたから出れなかったのさ。」

はっと息を呑むくアスラン。

「それに家に帰る途中もずっと泣いていたから、その間鳴ってたとしても気がつかなかったと思うよ。」

アスランはキラの顔が見れずプイと横を向いた。

「僕も気づかなかったし。でもさあ、もっと前に連絡できなかったの?」

「・・・・・・」

「だから、今日は帰ってくれないかな。アスラン。」

「あ・・でも・・」

アスランが食い下がるようにいった。

「カガリの顔が見たいんだけど・・・だめか?」

キラは少しムっとした。

「だから寝てしまったって。嘘はついてないよ」

「ああ・・わかっている。けど、顔だけでも見て帰りたいんだ。」

うーんとキラは考え、はぁとため息をついた。

「起こさないでね」

と彼についてくる様に合図した。

 

二人は2Fに上がった。

キラがカガリの部屋の扉をそっとあけ、アスランに入るように促した。

キラは一緒に入ろうとせず、入り口の柱に背をもたれてアスランを見ていた。

カガリはベッドで眠っていた。机の上には携帯と紙袋が置かれていた。

アスランはベッドに近づいていって膝をついてカガリの顔をのぞいた。

カガリの目の下は泣き腫らしたため赤くなっていた。涙のあともみられた。

「ごめん」

そういったあと、アスランはカガリの頬に優しく口付けをした。

「ううーん」

カガリが身じろいだ。

起こしてしまったのか・・とアスランは期待半分思ったが、

彼女は身体の向きをかえてそのまま眠っていた。

アスランは小さなため息をつき、立ち上がり部屋の入り口へと向かった。

そのとき、キラが小さな声でアスランに伝えた。

「机の上の紙袋はプレゼントだからもって帰って。」

「あ・・でも」

「カガリには明日言っておくから」

アスランは頷いて、プレゼントを手にとってカガリの部屋をでた。

入り口にいたキラにありがとうと声をかけ、カガリの家をあとにした。

 

俺はなんてことをしたんだ、カガリを傷つけてしまった。

 

(2004.7.4)

 

あとがき

長くなってしまいました。最後までよんで下さってありがとうございます。

カガリちゃんは寝てしまっていたので、アスランは弁解ができませんでした。

いちおうすれ違いということで。

次回は両親に大活躍してもらって仲直りかしら。

 

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