矯正治療を受ける皆様へ

 まえがき

 健康で文化的な生活を送ることは、近代人の誰もが希望することです。
そして、私達は健康であると共に、美しくありたいと思っています。昔から美しい人を
説明するのに「明眸皓歯(めいぼうこうし)」という言葉が 使われているように、明るく
澄んだ目ときれいに並んだ白い歯は、その最も大きな 要素です。
 矯正治療とは、歯並びをきれいに揃えて上と下の歯の噛み合わせを良くし、これに
よって、口元の形を整えるのと同時に、食べ物をよく噛めるようにすることを目的とする
医学です。これに加えて、 発音を明瞭にさせると共に、虫歯や歯周病になるのを防ぎ、
健康を一段と増進させようとするものです。


 治療期間

 矯正治療は虫歯の治療と違って、かなり長い期間を必要とします。人によって個人差は
ありますが、大体1〜5年で、中にはそれ以上の期間を必要とする例もあります。
 このように長期間を必要とする理由は、矯正治療が降鼻術や眼瞼手術のように、 外観を
整えるだけを目的としていないことです。つまり、不正な関係にある上下の顎の成長発育
の経路を正常の軌道にのせたり、歯の抜け替わる時期におこってくる噛み合わせの不正を、
正常な方向に誘導したりする事が、矯正治療の真の目的だからです。 そして、歯やその
周りの部分に障害を与えないように、顎骨の中に植わっている歯を 徐々に移動させようと
するので、時間がかかるわけです。

 通院期間

 矯正治療を受けるのに、毎日通う必要はありません。永久歯の生えてくるのを観察
したり、適当な治療開始時期まで待っているような場合には、2、3ヶ月に一度位通院
すれば十分です。通院する度に次回の来院日を予約する事になるので、この日に必ず来る
事が、治療成果をあげる上で何よりも大切です。約束に日時には万障繰り合わせて来院
して下さい。

 矯正治療は、第1期治療と第2期治療に分かれます。

 第1期治療は、乳歯と永久歯との混合時期に、部分的に歯を移動させたり、装置に
よって上下顎の骨の成長を調整したり、歯並びが悪くなる恐れのある習癖を改善する装置
を装着する、などの治療を行います。第1期治療を行うことにより、第2期の治療期間が
短くなるため、全体での負担が軽くなるというメリットがあります。期間は、歯の抜け替わる
12、3歳くらいまでとなります。
 第2期治療は、第1期治療をした上で、永久歯列に抜け替わった際に、歯に直接ブラ
ケット装置を付けることにより、歯列全体を動かせて、きれいな歯並びにしていきます。
期間はおよそ2年くらいで歯列を移動させて、その後保定を1年くらいします。

 矯正治療を受けている間の注意

 矯正治療に使われる装置には、たくさんの種類があります。症例ごとに適した装置を
選んで治療を行います。装置によって注意する点は異なりますので、担当医の指示をよく
守って使ってください。

 


治療費用 
  小児矯正(第1期治療・第2期治療)

相談料 \3,000
第1期治療(混合歯列期〜永久歯列期までの治療)
基本検査料・基本診断料(大学病院での検査料は別) \50,000
基本施術料 \300,000
第2期治療(永久歯列期〜)
基本施術料 \300,000
保定装置(上顎・下顎) \50,000
毎回の治療費
第1期治療(混合歯列期〜永久歯列期までの治療)
観察料 \5,000
第2期治療(永久歯列期〜)
調節料 \5,000
(消費税は別途5%かかります)
治療費用のお支払い方法

 はじめに基本診断料をお支払いいただきます。残りの基本施術料については、
ご希望によりお得な一括払いと、お気軽な月払いのどちらかが選択できます。


(例1) 一括払い ¥300,000 +毎月 ¥5,000
(例2) 2回払い 1回あたり ¥150,000 +毎月 ¥5,000
(ボーナス払い可 7月と12月など)
(例3) 3回払い 1回あたり \100,000 +毎月 \5,000
(例4) 5回払い 1回あたり \61,000 +毎月 \5,000
(例5) 10回払い 1回あたり \31,000 +毎月 \5,000
(例6) 20回払い 1回あたり \16,000 +毎月 \5,000
(消費税は別途5%かかります)
Q&A



Q1、何歳位で矯正を始めたら良いのでしょうか?

A1、 かみ合わせの異常に気が付きましたら、なるべく早く御相談にいらして下さい。咬合状態により治療を始める時期を御説明いたします。



Q2、矯正治療は痛いと聞いたのですが。

A2、 初めて装置を付けた時や毎回の調整をした後1週間位は、硬い物を食べると痛みが出たり、歯が浮いているような感じがします。その後は、普通に食べることができます。



Q3、大人でも矯正治療を受けられますか?

A3、 治療は可能です。年齢に制限はありません。最近では30代、40代からでも矯正をされる方が増えてきています。



Q4、小児から矯正を始めた方が良いと聞いたのですか?

A4、 小学生の時期から始めますと成長期を利用できますので、体が大きくなると共に顎の発育を促進させることが出来ます。そういった点でも大人より有利に治療を進められます。



Q5、矯正治療をするには、必ず歯を抜かないといけないのでしょうか?

A5、 必ずしもそんな事はありません。大人の方の場合は、顎の大きさに比べて歯が大きい場合に歯を抜かないときれいな歯並びができない場合が多いです。小児矯正の場合は顎の成長を促進させることにより、できるだけ歯を抜かないで済むような治療を心掛けています。



Q6、矯正治療は期間が長いので続けられるか心配なのですが。

A6、 確かに治療に最低でも3年から5年位は掛かります。その間に色々と御心配が出てくるかと思います。矯正医や院長、スタッフができる限り御要望にお答えできるよう御協力致します。どうぞ最後まであきらめずに根気良く頑張りましょう。
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