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肝臓病 肝炎+薬害(通販)


ドキュメント 検証C型肝炎―薬害を放置した国の大罪
フジテレビC型肝炎取材班
C型肝炎薬害スクープに至る舞台裏の全記録
  日本国内だけで推定200万人以上の感染者がいるとされるC型肝炎。フジテレビの報道番組『ニュースJAPAN』では2001年2月、これまで一般に馴染みのなかったC型肝炎についてプロジェクトチームを結成。地道な取材からC型肝炎の感染源のひとつに、「フィブリノゲン」という血液製剤が関与しているという“薬害”の構図を突き止める。
 すでにこの世にないとされていた「フィブリノゲン」をどのように入手し、C型肝炎ウィルス混入のスクープを実現させたのか?  最新の遺伝子解析を用いた前代未聞の調査報道の表と裏を詳細に記録、併せて、“薬害C型肝炎”の官民の罪を告発している。
フジテレビC型肝炎取材班が、最新の科学という武器を使って明らかにした“薬害C型肝炎”。これは、情報を隠蔽し不作為を決め込んだ国と旧ミドリ十字の犯罪と言っても過言ではない。本書は薬害の隠された真実と、放送されなかった取材をめぐる舞台裏の記録である。新聞協会賞、日本民間放送連盟賞、米・ピーボディ賞、受賞。

C型肝炎ウイルスは1988年5月にアメリカの会社が世界で初めて発見したのですが、本書によると、1977年には判別可能で、リスクは排除できたらしいのです。

1987年の加熱処理フィブリノゲン製剤の承認についても同じことを言っています。当時発見されたウイルスはエイズウイルスも含めて不活化されていました。C型肝炎ウイルスを見つける術がなかった時代。当時の国、メーカー、医師に、どのような選択肢があったというのでしょうか。

さらに、本書によると、アメリカの製剤と日本の製剤でウイルスの不活化処理方法が違っていても、製剤の名前が同じならアメリカと同じ行動を取らなければならないそうです。アメリカと無関係にフィブリノゲン製剤を使用し続けたヨーロッパの動向は知る必要はなく、アメリカと異なる行動を取ることこそが罪に当たるとお考えのようです。

肝炎に感染するリスクは輸血もクリオ製剤も同じ。1989年12月に日本赤十字社が世界で初めてC型肝炎ウイルス検査を導入するまでは、輸血された10人に1人が肝炎になっていたのです。海外からの血漿輸入を止めれば感染が防げたとする論理。残念ながら肝炎については当てはまりません。

売血批判においてもイメージ先行型の記述ばかりで、薬害エイズと肝炎とを混同させようとする意図が見え見えです。

こんな有様で、星1つより多くつけられるわけがありません。
私の母は、長い間C型肝炎で苦しんできました。検査を続け、インターフェロン治療も受けました。
去年、肝臓ガンになりました。
なぜ、母が肝炎に感染したのか、責任の所在は?治療法は?
答えにはなっていないかも知れないけど、知りたい情報がこの本にはあるはず。


新版 It's now or never ─ 薬害C型肝炎と向き合って
福田衣里子,古賀克重,有冨朋礼
C型肝炎薬害訴訟の原告として実名を公表、その闘いの日々を赤裸々に綴る感動の手記。ユーモアのある表現と滲み出る強い意志──福田衣里子さんは、将来の夢に向かって生きていた日々と、20歳でC型肝炎ウイルスに感染しているとわかってからの病気との日々、信頼できる医師や弁護士との出会いを通じて、薬害であるC型肝炎と闘っていくさまをあますところなく書き記しています。 新版発行にあたって2006年2月22日の福岡訴訟結審から国との和解に至るまでの経緯を追加しました。救済が始まったとはいえキャリアを含めて肝炎をかかえて生きるしかない約200万の人々がいる現実。和解は成立しても患者や家族にとってはようやくスタート台に立ったにすぎないと訴えています。 国と製薬会社に言いたい。私のできること、今しかできないことを、これからもやり続ける。



薬害肝炎とのたたかい―350万人の願いをかかげて

慢性肝炎、肝硬変から癌になり、毎年4万人もが亡くなっている。幾多の患者の苦難を胸に秘め、原告団はついに国・製薬企業の責任を認めさせた。

 「止血剤を投与します」、「この止血剤は、人の血清を使用しているため、もしかすると肝炎になるかも知れません」、「お産のときの輸血が原因かな」、「カルテはないが、分娩台帳にフィブリノゲン投与の記載がある」、「このままでは死にますよ」、「緊急に入院が必要です」、「慢性肝炎です。肝臓は沈黙の臓器だから、次に症状がでればおしまいです」、「あなたの体は壊れた壷のようなものですから、安静にしてください」、「子どもに会いたい」、「夫にすまない」、「両方の親に申し訳ない」・・・


 薬害肝炎で何がおこったのか?

 2008年1月の「C型肝炎感染被害者救済法」や、原告・支援者らの座り込みは、メディアで私たちに伝わることは、一瞬の場面。

 弁護士、支援者をはじめ、多くの原告たちのやっとの言葉で綴られる。人生を奪われ、家族を奪われた原告たちが、絶望と勝利の日々に生きる姿を学ぶ。

 この1冊にこめられているのは、原告たちの高遠な「胸の内」だ。



いのちの歌 薬害肝炎たたかいの軌跡
山口 美智子
薬害肝炎全国原告団代表の著者が、自らの短歌を折り込みながら、薬害肝炎とのたたかいの軌跡、いのちへの思いを書き下ろす珠玉のエッセー。 薬害肝炎訴訟全国原告団代表の著者が、自作の心打つ短歌を折り込みながら、薬害肝炎とのたたかいの軌跡、いのちへの思いを綴る珠玉の書き下ろしエッセイ。



薬害C型肝炎 女たちの闘い―国が屈服した日 (小学館文庫)
岩澤 倫彦,フジテレビ調査報道班
国に勝った薬害肝炎患者たちの人間ドラマ

薬害C型肝炎の問題は、2008年1月11日「薬害肝炎救済法」の成立により、一応の決着をみた。しかし、そこに至るまでには、被害者=原告女性たちの正に命を削る闘いがあった。「薬害C型肝炎」の原因が血液製剤・フィブリノゲンであることをスクープした「フジテレビニュースJAPANC型肝炎取材班」のチーフディレクターであった著者は、薬害の実態を追及する一方、被害者女性たちの闘いを追い続けた。本書は、病に冒されながらも国・製薬会社と闘い続け、最後は、国に勝利した彼女たちの闘いと心の葛藤を記録した感動のドキュメントである。 「薬害C型肝炎」の問題は、二〇〇八年一月十一日「薬害肝炎救済法」の成立により、一応の決着をみた。しかし、そこに至るまでには、被害者=原告女性たちの正に命を削る闘いがあった。「薬害C型肝炎」が血液製剤・フィブリノゲンによるものであることをスクープした、フジテレビ「C型肝炎取材班」のチーフディレクターである著者は、薬害の実態を追及する一方、被害者女性たちの闘いを追い続けた。本書は、病に冒されながらも国・製薬会社と闘い続け、最後は、国に勝利した彼女たちの闘いと心の葛藤を記録した感動のドキュメントである。

薬害エイズの時もそうであったように、このC型肝炎の問題も、官僚と政治家と天下り企業との癒着のトライアングル構造の中で起こるべくして起こった悲劇であった。薬害エイズの時は国が裁かれ、そして十分ではないが個人も裁かれた。C型肝炎の場合は最終的には和解というカタチになったが故に、誰も裁かれなかった。我が国のキャリアたちの官僚組織は2年か、3年ごとに転勤させる制度になっているのは、責任の所在を“国家”というとらえどころのない組織に転換させる為の方策であるという。フィブリノゲン製剤承認取取消しに関するアメリカの情報を1978年の時点で、ミドリ十字、旧厚生省内部、そして国立予防衛生研究所では認識していたという。本書に実名で登場する女性たちの多くがフィブリノゲンを投与されたは1984年?1987年の間だという。薬害エイズの時とまったく同じ構図ではないか。死を間近にした玲子さんという女性が、入院先のベット上で淡々と「私は自分の健康と命を、まず返してほしいんです。返して下ください・・・」と青い炎を燃やして語っていた姿をビデオに残すように説得して撮影したのが、本書の著者であったという。メディアの力、ペンの力、そして個人の力の、それぞれの執念が「国を屈服させた」と著者はいう。しかし、ここまで国と戦わなくては正義が貫かれない日本という国の情けなさに涙させられた一冊であった。
思い起こすともう1年以上前になるのか、山口美智子・薬害C型肝炎全国原告団代表の姿を毎日のようにニュース映像で目にしていたのは。そのマスコミの大きな取り上げ方から、何か非常に大きな、そして深刻かつ重大な問題なのだろうと実感しつつ、内情はほとんど理解できていなかった自分をこの本を読んだのちに知った。後悔した。これほど長い歳月を孤独の中で苦しみ続けていた人たちが大勢いた事実をきちんと把握していなかった自分が情けなかった。
出産時の出血が止まらなかった場合に、止血剤として使用された運命のウィルス汚染薬「フィブリノゲン」。そしてもうひとつの止血剤「クリスマシン」。どちらも人間の血液から製造される。血液製剤と呼ばれる薬だ。原料となるその人間の血液がウィルスに汚染されていたら、そしてそれを加熱殺菌処理せずに使用したら・・・・これがニュースでさかんに報道された「非加熱血液製剤」である。
しかもその非加熱血液製剤の危険性を充分に承知したうえでなお、製薬会社は販売を続け、厚生省(当時)もそれを黙認する。その結果、何も知らない患者だった一般国民が無差別にC型肝炎に感染させられた・・・・これがこの事件の真相である。
だから、山口美智子・原告代表が何度も口にするように、誰もがこの薬害肝炎被害者になり得る可能性があったのだ。人生を狂わされ、未来を奪われ、筆舌に尽くしがたい苦しい治療に耐え、高額の医療費を負担し、それでも命を落としていった被害者は多い。非加熱血液製剤の危険性が全く予想できなかったのならまだしも、わかっていてなんの対策も講じなかった製薬会社・国の功罪は限りなく大きい。
そして、日本政府と官僚の吐き気がするような保身と事なかれ主義にも目を向けて欲しい。こんな思考回路を持つ人間たちに日本は支配されているのかと思うと、身の毛がよだつ。マスコミが報道してくれなければ、国民には知る由もなかったこの甚大な薬害。日本は本当に法治国家なのだろうかと疑問を持たざるを得ない。
他人事ではないから多くの人に読んで欲しい。一気に読める。知る、という事がいかに大切かを教えてくれる一冊だ。


この本を読んでみて、いかにこの「薬害C型肝炎」の問題を知った積もりになっていたかを思い知りました。
それなりに関心を持って、この問題の報道に注意していた積もりだったのですが、第5章もほとんど知らず、知っていたのは最後の第6章の部分だけでした。
結局は、「418人リスト」が出て、世論が大騒ぎを始めてからでした。
従って、ここに登場する原告の人たちが、5年間と言う長い間、「命」を担保として戦い続けた苦しみは全く知らなかったということです。

それでなくとも医療関係の訴訟は難しく、なかなかその責任を追及する手だてがありません。
今回は、それに加えて「官僚の壁」です。
ここに立ちあがった女性たちの強さをしみじみ感じました。
この本を読んでいる間にどれだけ涙を流したでしょう。
書かれている文章自体は、決して上手いとは思いません。
しかし、そこには「真実」の持つ強みがあります。
そうした彼女たちの苦しみに裏打ちされた強い思いが、世論を、国を動かしたのでしょう。

それにしても、官僚の怠慢にはほとほと嫌気が差します。
それに、与党の「族議員」にも。
何回、同じ事を繰り返せばいいのでしょう。
いつになったら、本当の意味の官僚制度の弊害を無くす「改革」が行われるのでしょうか。
C型肝炎は、サリドマイド・スモン・HIVなどとくらべ、あまりにも身近な病気だから、かえって「薬害」であることが実感されにくい。
国内で年間3万人がウイルス性肝炎で亡くなっているという。「エイズ治療の技術が進み、エイズではなくC型肝炎で亡くなる血友病患者が急増していた」ことも驚きだ。
テレビや新聞で報道されているわりには本質がわかりにくい問題に、丁寧に答えている。
C型肝炎訴訟についてはいくつか本が出ているが、これが一番おすすめです。
出産という新しい命が誕生する現場で起こったまさかの出来事。
「薬害C 型肝炎」の被害者である女性たちの身の上に起きたことは、
出産を経験したことのある女性なら、家族なら、とても他人ごととは思えないだろう。
本書を手にした時、そうした戦慄を覚えながらも一気に惹き込まれて読ませて頂いた。
 
本の構成の巧さもさることながら、被害に遭われた女性たちの人間性や背景、その時々の
心情をまるで一人一人の息遣が聞こえてくるほどに丁寧に繊細に描写されていることに
胸が打たれた。

また、今回の事件を勝利へと導いた動因が、女性たちはじめ、支援する家族、弁護士、
支える会のメンバーたち、医師、政治家、ジャーナリストなど、みんなの強い正義感、
使命感、勇気、まごころ、愛であったこともよく伝わってきた。

こうした当たり前の人間としての心が国をも動すのだということに安堵する一方、
かけがえのない命や人の幸せ家族の幸せというものがお金や権力より大切であると
いうことを証明しなければならない世の中とはいったいどんな世の中に生きている
のだろうと思う。

命を生み育む女たちの、母として、女として、人間としての魂の叫びが正義という光を
もたらしたことの功績は大きいが、生命を賭してまで闘わざるを得なかった思いに胸が痛む。

本書は、命の重さを自分のこととして考えるのにふさわしい良書である。
著者の誠実さと真心に敬服する。



薬害肝炎―誰がC型肝炎を「国民病」にしたか
大西 史恵
推定200万人以上。「第2の国民病」といわれるC型肝炎の患者のほとんどは、医療行為により病気を背負わされた…。薬害肝炎訴訟で明らかになった事実を整理し、被害と争点を明らかにする。『週刊金曜日』連載に加筆修正。 「こんなひどい不条理なことが、そのまま隠蔽されて、知らんぷりにされて、放置されて、いいわけがない」
 薬害肝炎訴訟のことの発端は、当時20歳だった原告の一言から始まりました。「第2の国民病」といわれるC型肝炎の患者は、国内で200万人以上いると推定されています。患者のほとんどは、医療行為によりC型肝炎という病気を背負わされました。
 現在、東京、大阪、福岡、仙台、名古屋と5つの地方裁判所で薬害肝炎訴訟が提起されています。
 93人の原告らはいま、国と製薬会社に損害賠償を求めるとともに、200万人を超えるすべての患者への救済と補償を訴えています。
 本書は、『週刊金曜日』2004年4月から2005年11月まで18回掲載した記事を加筆修正し、書き下ろしもふくめ再構成したものです。
 タブーのない、日本で唯一の硬派週刊誌『週刊金曜日』が放つ、必読の一冊。
 ひとりでも多くの方にこの「事実」を伝えたい。

C型肝炎患者の苦悩には心から同情しますし、更なる治療の進歩と公的支援は、是非実現して欲しいと思います。
それでも星1つをつけたのは、本書は、患者を助けたいと思うがあまり悪玉論に固執し、一般の読者に対し偏った情報を伝えていると感じたからです。

C型肝炎ウイルスは1988年まで発見できなかったため、それまでは、「非A非B肝炎」と言われ、感染性であることが分かっても、どのように処理すれば感染を防げるのかが分かりませんでした。
B型肝炎ウイルスの検査が始まってからも輸血を受けた患者の14%が肝炎に感染。この殆どがC型肝炎です。C型肝炎ウイルスの検査が始まった1989年12月以降、輸血後肝炎発生率は1%台に低下しました。
輸血後肝炎の責任が争われた裁判もありますが、東京地裁は平成三年、「検査方法がない時代に輸血後感染を防ぐことは不可能」と判決文で述べています。
輸血以外の経路についても、「戦後の混乱期における社会の複合要因」が、今40歳以上を迎えられている年齢層への感染爆発を引き起こしたという学術論文がネットで公開され、広く知れ渡っています。

国と企業を悪玉にして賠償金を払わせ、対策を採らせるのもいいでしょう。しかし、それ以上の要因が非常に大きく働いていた肝炎問題に、果たして薬害エイズと同じ手法が使えるのでしょうか。
坂口元厚生労働大臣は、「肝炎問題は、薬害エイズや薬害ヤコブとは違う」と記者会見で断言しました。輸血の専門家であり、輸血後肝炎と格闘していた医師でもあった元大臣の発言を、我々は、もう一度かみしめる必要があるのではないでしょうか。


妻よ娘よ、きみと生きたい―衆議院議員(元大阪HIV薬害訴訟原告団代表)「薬害・C型肝炎法案」に命を賭けて (小学館文庫)
家西 悟
本書では血液行政と薬害HIV訴訟の歴史を振り返りながら、衆議院議員・家西悟の経験知としての薬害防止・血液行政の政策を論ずる。 家西 悟
1960年、京都府生まれ。1987年にHIV感染の告知を受け、1989年、大阪HIV薬害訴訟原告団に参加。1995年に同原告団代表に就任。1996年、民主党近畿ブロック一位指名で衆議院議員選挙に立候補し、当選。現在二期目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

薬害エイズ、肝炎、そして血液事業のさまざまな問題点について、著者は鋭く切り込み、問題点を抉り出します。
血液製剤は、日本の法律では輸血用の血液も含めて「医薬品」として扱われますが、その「原料」はどうやって集められるのか。海外の売血の実態を明らかにした箇所は、背筋が凍る思いがしました。
星一個分引いたのは、半分以上は当時の厚生省の責任だとしても、著者が厚生省の役人に対し、あまりに強圧的な態度をとりすぎているのではないかと思われる場面があるからです。
もはや、薬害被害者の一人ではなく、有権者何百万人の支持を取り付けて活動しなければならない国会議員が、某省に対する某衆議院議員のような恫喝政治を行うのを堂々と書くのは感心しません。

それでも、マイナスは1個分です。血液事業とHIVと肝炎。複雑な問題を分かりやすく、切実に説く著者の姿勢は、いつか必ず実を結ぶのだと願わずにいられません。


It’s now or never―私は早く、C型肝炎とさよならしたい!
福田 衣里子
私は国と製薬会社に言いたいです。私の夢を返して下さい。感染の事実を知らなかったころ、私の前に広がっていたあの人生を、返して下さい…。薬害でC型肝炎ウイルスに感染した著者の闘病、裁判の記録。

 
 去年の初めから核爆弾のようだった・・、わたしにいきなりc肝疑惑が浮上、
疑惑は感じていたものの、夫が示した新聞によって、疑惑内ということが
初めて解かった・・、大量出血。
 敵を知る為にいつも本に頼る、ので本書を必死?で読んだものだった。
 元気な時の海外旅行等から書かれてあるので、結構楽しい部分もあり、
闘病の部分になるとやはり大変である。
 
 わたしは既に10年寝込んでいるので、もしも罹患しているとすれば
もう耐えられない、人生ももう本当のおしまいだなと思っていたけれど、
検査結果はシロだった。
 けれど、身体的にも精神的にも、何度も長く死ぬ思いをしてきているので、
苦しい闘病生活というのは、難無く理解出来る。
 人間誰も生きているのは奇跡、その中でも闘い抜いて生きているのは、
正しく奇跡。
 
 著者の御健闘と完全な御回復を、お祈りしています。
 

「やれば何でもできる。夢も叶う。できないんじゃなくて、やらないだけなんだ。自分の力に線引きするのはやめよう。もっと自分を信じてやろう。」

著者、衣里子さんの力強い言葉を鏡にして、自分の弱さをみるようで、胸が苦しくなる。

「将来のことよりも、その将来を作ることばかり考えて、将来の夢だとか、そういう段じゃなくなってしまって、こんなはずじゃなかったのに…。」

普通の女の子が将来を考えられなくなってしまった悔しさに、読んでいて涙した。

2008年1月 ようやく「薬害肝炎救済法」が成立。原告として闘ってきた方々の涙。
実名公表した衣里子さんの毅然とした生き様に勇気をもらう人は多くいることだろう。
「薬害によってC型肝炎に感染させられていた」。この事実を20歳で知る事になりそれまでの生活が一変する。幼い頃から動物を愛し、植物を愛し当時から命への感心が強いのを感じます。自分の将来は無限に広がっている。まだある可能性を信じてヨーロッパを舞台に一人旅をする。そこで見た物や人との触れ合いで一回りも二回りも成長していく様は感動的です。そうやって手探りで生きながらようやく見つけた夢。その先に待つ障害はあまりに大きくまだ二十歳だった彼女には酷な現実です。国や製薬会社の利益や保身によって、不要な悩みで苦しみ、多くの人を巻き込み、辛い思いしなくてはいけない。そんな状況のなかでもひたむきに歩んでいく。新たな人生の中で新たな出会い。自分を支えてくれる人達との出会い。ピュアな想いは彼女に勇気を与え大きな力をくれる。薬害C型肝炎の問題は決して他人事ではないと言うこと。自覚症状に乏しく気付かないでいる人は今も大勢いるということ。感染被害の重大さを伝える本として、とても身近に感じらる内容で真剣に考えさせられる一冊だと思えます。
人を動かす力を持っている。そういう女性なのかと思う。誰もが当たり前に過ごしている日常に、強烈で、それでいて柔らかな光を差し込んで来る。足元を照らして、それが本当に真実なのかと問いかけてくる。もっと笑って、楽しんで、言いたいことをいってもいいんじゃない?でも、そのためには目を覚まさなきゃといってるようにも聞こえる。C型肝炎という薬害を通じて、真実を問いかけてくる。活字を読める人なら誰でも一度は手にとって欲しい一冊。
何度もジーンとさせられる刺激的で、深い著作だった。
 「本当の幸せとは?」「生きていることの意味は?」を読み手に問いかけてくる。
 命の尊さや人間愛・ピュアな心、人と人とが支え合う力・信じる力の偉大さを、生々しい生き様とそこから導き出された、生きた人生哲学をもって教えてくれる。(ところどころユーモアも混ざっていて重くない)

幼少時に「草も、むしられたら痛いんだろうな」と言うほど命を慈しんだ著者が、薬害という大企業・国家の私欲や保身のために命を脅かされたというのは、あまりにも皮肉と言える。

空手部副主将だった高校時代を経て彼女は大学に入り、明確な夢も持たずに漠然と過ごす生き方に疑問を感じ、自分探しの旅に出る(自分で貯めたお金で)。
ヨーロッパの旅先で、温かい様々な人々と出会い新たな発見をし、また大自然からの気づきを得る。そして、自分の生きるべき方向などを少しずつ見い出していく。
『グルグル頭ん中でいろんなことを悩んでいたけど、もっとシンプルに、自分の潜在意識に素直に動けば、それでいいのかもしれないと思った。』
この19歳の「小娘」の一人旅の場面だけでも、ドラマを見るように感動的。

そして帰国後、自分の夢の実現に向けて走り始めた矢先、彼女は突然、自分がC型肝炎だと告知される。
<自分の責任で引き起こした病気であれば、文句も言わず治療もする…> そんな疑問が次から次へと芽生え、人に言えないような悩みと葛藤…。そして、ついに想像を絶する肉体的苦痛を伴う闘病生活が始まる…
 ここから、一度夢を絶たれた彼女の、嵐の夜の海を渡るようなすさまじい人生が展開していく。そして運命的な様々な出来事と人に巡り会う中で、彼女は人や人生に対する考え方の殻を見事にぶち破って、大きく成長していく…
 変わっていく彼女の姿は圧巻です。

本書は、生きることの根源的な意味を、生き生きとした若者の感性で読み手に伝えてくれる良書と思います。


覚悟。
福田衣里子,写真・初沢亜利
「多くの命と未来をつないでいきたい」--。

「衆議院選挙立候補」から「肝炎対策基本法」成立までを
完全ロングインタビュー 多くの命と未来をつないでいきたい。「衆議院選挙立候補」から「肝炎対策基本法」可決まで、完全ロングインタビュー。

この写真集を読んで、本当に頭が痛くなりました。
この方は政治家とアイドルを混同しておられるのではありませんか?

東北の市議会議員の女性の方の写真集も拝見しましたが
彼女は町おこしの一環で一肌ぬいでおられました。
背景は故郷の風景でしたし。
いわば故郷のために尽くすという理念が見え隠れしていたので、ありかなと思いました。

この写真集は、まったくそういう部分が見えない。

今はもう連絡を取っていないのですが、私の上司で肝炎にかかった方がおられました。
必死で重労働されて生活をしていました。

あなたの境遇はまったく数多くの同じ病気の方と比べて恵まれているとしか思えません。
そしてなおかつ、健康になったご自分を「見て見て☆」と写真集にしたことは
同じ病気で亡くなった方々に対して、そして遺族に対して
あまりにも残酷な仕打ちとしか見えません。

国民の代表でありながら議員立法も提出できず、
地方自治体が一個人の中央集権独裁国家の下に隷属されようとしている今日、
ご自分の立場も支持者の為に確保できない現状から目をそらし
否、独裁政権の広告塔に甘んじて、嬉々としてアイドル然とした出版物を出したことについて、
私は本当に憤りを感じます。

ps.
ところでムーミンのぬいぐるみの使用許可を作者さんサイドから取られているんですか?
ご自分の作品を遠い異国の政治の道具に利用された作者さんのご心中を察すると涙がでます。


よい医師になる! 医の倫理・シリーズ講演会

東北大学医学部は1995年に「医の倫理学・社会学」を必須科目として開設した。 患者中心の医療を推進することが至上命令となっている今日、患者の心を十分理解できるようになることが、よい医師になるための大前提と考えられる。 そこでさまざまな医療体験をされた患者さんから直接お話を聞く講演会をシリーズで開催した。本書は講演の一部と聴講した学生の感想文を収載した。 読者対象は、これから医師をめざす医学生や患者さんと接している医師をはじめとする医療関係者。



Last updated:Wed May 26 03:43:52 JST 2010