多摩川の支流ポタリング 4                多摩川を走るトップ  とりぽたブログ
野川編

2008.11

野川は・・・国分寺市の某電気メーカーの研究所の池から、途中国分寺崖線の湧水等を集めながら、三鷹、調布、世田谷等を流れ、二子玉川付近で多摩川に合流する.
道・トイレなど・・・下流から国分寺の東経大下までは、河川改修で流れが整備され、サイクリングロード(遊歩道)が続いている。一般道になっているところもある。野川公園内と武蔵野公園内はところどころ未舗装の道がある。大半は両岸が土の川原になっていて、成城あたりから東経大下までは、川に下りられる。東経大下から上流は、せまく曲がりくねった水路のようになり、川に沿った道はほとんど無く、住宅地の中の一般道を迂回しながら進む。川沿いには休憩所や大きな公園があり、多くの公衆トイレがある。

@河口付近
 多摩川との合流点は、二子玉川の東急線の鉄橋の下流あたりだが、サイクリングロードの起点は、現在直接多摩川とつながっていないので、多摩川から入るのはわかりにくい。狭くて交通量の多い多摩堤通りを少し北上し、自動車学校の脇からスタートする。
A世田谷鎌田付近
 河口付近から、このあたりまで、護岸工事が行われていた。右岸側のロードは走れないところもあったので、左岸側の一般道を走った。途中仙川との合流がある。
 
B次太夫堀公園
 公園内には、田んぼや民家園がある。かつては、野川はここまで狛江市の中心部の方から流れていたそうだ。
C世田谷成城・狛江市付近
 世田谷通りは直にわたるのは危険なので、少し迂回し、北側にでた。このあたりは、人工的に整備されているとはいえ、緑が豊富で、景色もよい。走りやすい道が続く。休日ともなると、たくさんの人が、散歩やジョギングをしている。川縁にはネイチャーセンターもある。
C
川の右岸には、建物の上が公園になっている。ただし、自転車では入れないので、徒歩で見学(写真左)。建物の正体は、なんと電車の車庫。小田急線の喜多見車両基地である。
D入間川との合流
 Bからここまでは昔は、入間川だったそうだ。ここから神代団地の西はずれまでは新たに作られた流路。
E調布神代団地付近
 ここから上流はもとの野川の流れ。サイクリングコースから南に分かれる、遊歩道がかっての野川の流れだった。(写真右)ここからBまで流れていたそうである。
F調布深大寺元町付近
 中央高速をくぐったあたりの流れ。この右側の国分寺崖線の上あたりに、深大寺や、植物公園がある。
G三鷹・大沢付近
 天文台通りをわたると、ややのどかな風景になる。左岸側に崖線の緑が見え、その上は東京天文台。やがて住宅地が一瞬途絶え、病院や、大学の馬術部厩舎、研究所などが川沿いに点在する。西の方には、味の素スタジアムもちらっと見える。
H御狩野橋付近
 川が大きく右にカーブしたところをすぎると水車小屋があった。その対岸には水田。整備されているとはいえ、のどかな風景だ。
人見街道を渡ると、森の中に吸い込まれていくような風景。
I野川公園
 東八道路をくぐると道は未舗装となり、野川公園に入る。東八道路をはさんで南北にまたがる広い公園だ。北側は、野川に沿って、遊歩道が続き、自然園がある。途中には自然観察センターがあった。自然園では、植物も豊富である。ここで撮った写真も後日紹介したい。途中に湧水もあった。
J武蔵野公園
 野川公園の抜けると、西武線の高架をくぐり、となりの武蔵野公園に入る。こちらは野川公園とは趣の異なる公園だ。川の北側には、洪水時の調節池がある。川の南側は、いろいろな木々の苗園になっている。ここで育てた木々が各地の公園等に移植されるらしい。北側には国分寺崖線にそった「はけの道」が通っている(写真右)
K
 武蔵野公園を通り抜けると、再び、住宅密集地のなかへ。今までの景色が嘘のようだ。道は再びサイクリングロードになった。
L小金井・前原付近
 小金井街道を渡ると、先がトンネルになった。その上は小学校の校庭。校庭の下を流れてくるのである。小金井街道の少し手前に、旧流路が分岐していた。そこから学校の南側を通って、反対側まで、歩道を伴って旧流路が続いている。このときは水は流れていなかった。
Mサイクリングロード終点
 新小金井街道を渡ると、右手にまた国分寺崖線が迫ってきた。奥には、貫井神社があり、そこにも湧水がある。ほどなくサイクリングコースの終点についた。小金井市と国分寺市のちょうど境である。ここから川は、用水路のようになって流れていき、川添いの道はなくなったので、一般道を迂回していく。

N国分寺東元町付近
 国分寺の住宅地を流れる野川。道に沿ったところも一部分あるが、上をコンクリートの防護柵が覆っている。
O一里塚交差点
 狭い一般道をくねくねと川に沿いながらくると、国分寺と府中を結ぶ道路と交差する。ここに川の合流点があった。写真では見にくいが、奥左が下流方向、奥右が元町用水、下左が野川の上流方向である、元町用水は、湧水を集めた用水路だ。先へ行くと遊歩道が整備されている。そちらのいってみたがその報告はまた後ほど。
 
P国分寺・泉町付近
このあたりは、もう川は住宅の間を流れるところばかりとなり、橋の上からしかみることができなかった。(写真左)。中央線の下をトンネルでくぐるところが川が見られる最上流部である。(写真右)
Q
川のそばから、西国分寺方向に狭い坂を登ると、中央線が見えた。写真でちょうど電車の先頭車両の下あたりを、野川が流れている。その向こうの森が、研究所であり、その中に水源といわれる池がある。このあたりは線路を渡れるところが全くないので、西国分寺の駅の方へ迂回してみた。
R東恋ヶ窪付近
駅前の陸橋を渡り、しばらく一般道をくねくね走ると、遊歩道があった。西武線の高架をくくり、国分寺方向に走ると、さっき線路の反対側から見えた場所に着いた。この奥が野川の水源の池だ。一般の人は入ることはできず、外からもまったくみることができない。
S姿見の池
jRの場所から西国分寺に戻る途中に姿見の池という池があった。これも崖線の湧水が集まったところだそうだ。ここから暗渠となって野川に注いでいる。もっともこの流れは一時なくなったものを復元したものだそうだ。

※おことわり 上の地図や本文中には不正確なところがあるかもしれません。ご了承ください