真似をされて自作される場合は自己責任でお願います。
月光を飛ばそう、その2
改造記事1−2
【更なる性能UPをめざして】
すでに、究極の状態に到達したかと思ってましたが、まだ、まだ、性能UPの余地がある事がわかりました。念願の垂直上昇の可能性も十分に出てきました。

   改造項目
  1.推力UP−−−プロペラの換装
  2.軽量化−−−20C放電リポの使用、電源スイッチの廃止
  3.空力の改善−水平尾翼、垂直尾翼の改造
【標準プロペラと接着】
4025の大きくなった穴の中に、標準プロペラのハブの部分を差込ます。そして、瞬間接着剤で接着します。この時、4025の前進方向の面の向きを間違えないように注意が必要です。
【1.プロペラの換装】
ゼロ戦で好結果を得られた、プロペラの換装を行います。新しいプロペラは、ダイヤが大きい4025を使用します。しかし、4025の穴径は大きく、50XCの軸が合いません。本来ならプロペラアダプターを使用するのですが、そんないいものは持っていません。そこで中間に標準プロペラのハブを入れる方法で代用しました。

穴径の調節】
まず、4025の穴径はドリル大きくします。ゆっくり穴あけするために手で穴を広げます。

改造による月光の性能向上
項 目 ノーマル状態 3ch化
+リポ(kokam)
3ch化
+リポ(Kokam)
+50XC+上反角
3ch化
+リポ(E-Tec)
+50XC+上反角
3ch化
+リポ(kokam20C)
+50XC+上反角
+4025
重 量 89g 111g 134g 139g 132g
推 力 45g 85g(瞬間) 129g(瞬間) 153g(瞬間) 171g(瞬間)
151g(安定)
飛行時間 1分30秒 11分 13分以上 全開で17分
中スローで27分
全開でxx分
中スローでxx分
宙返り 不可能 何とか可能 可 能 可 能 可 能
ロール 不可能 何とか可能 可 能 可 能 可 能
背 面 不可能 不可能 可 能 可 能 可 能
受信能力 50mでノーコン 問題なし 問題なし 問題なし 問題なし
【標準プロペラの切断】
標準のプロペラに羽根を切って瞬間て接着して完成です。
【機体に取り付け】
機体に取り付けみました。
【静止推力計測、脅威の171g】
すごい、すごい、初期の瞬間値で171gが出ています。1.12倍の向上です。
更に重量は139g→132gと軽量化しているので、これを推力に倍率に換算すると、全体で1.18倍の向上になります。今度こそロケット離陸も可能になった思います。
【尾翼の成形】
月光はゼロ戦に比べて滑空性能がよくありません。原因のひとつはその尾翼の断面形状の悪さです。四角形の2辺を丸めたにすぎません、そこで、角を削り、流線型に近づけます。
【現在のメカ配置】
小さな飛行機はメカの配置が大変です。特に月光は重心の関係で、細い胴体内に前詰め配置する必要があります。以下の配置で重心はかろうじてあいます。私の希望はもっと前重にしたいのですが。
【理想のメカ配置】
これを見て改造される方は、出来れば、エレベータサーボは胴体の壁の前に配置するのがベストでしょう。
それには、以下のような工夫が必要です。

・サーボの取り付け用のつめを切る。     ・より小さい4.4gサーボを使用する。
・キャノピーの部分を掘り込み、サーボを上下二段に配置する。
・翼内に受信機を収め、受信機も位置にエレベータサーボを配置する。
【推力UP後のフライト結果】
ロケット離陸に推力は十分でした。しかし、発射台がゼロ戦の推力測定器を使ったので、方向が安定しません。
まっすぐあげようと思うと、レール式の長い発射台が必要です。
それにしても、推力UPのおかげで、宙返りなんかビュンビュン回ります。しかし、軽いリポなので、重心が後ろになってしまった、また、月光の持病の「頭上げ」再発しました。これからまた、対策を考えなくてななりません。
ロケット離陸の模様は動画の頁にUPしてあります。
【4.4gサーボ入手】
4.4gサーボを手にいれました、月光の3ch化するならこのサーボで決まりですね。
軽いし、小さいし、最高です。これを見て改造される方は、出来れば、エレベータサーボは胴体の壁の前に配置するのがベストでしょう。
【大きさの比較】
大きさを1円玉と比較してください。
18mm×7.5mm×15.7mm
重量:4.4g  トルク:1.3kg  スピード: 0.12
【非常に狭いスペースにもOK】
サーボの耳を取れば、月光の下面の穴に立てに入ります。
また、主翼の中でも収納できます。
この小ささはマイクロプレーンにうれしい限りです。
【月光のプロペラサーバー】
プロペラを4025に変えたら、簡単に折れるようになりました。1個のぺらで、ノーマルのペラと4025を使用してるので、1度に2本分の損害です。そこで、巷ではやっているプロペラサーバーとやらを月光用に作りました。これで最悪ペラの損害は1本ですみます。
【上面】
推力も計測しましたが、以前とそれほど変わりませんでした。
【正面】
しかし、スピナーが取り付けられません。
【重心による頭上げの問題】
軽いリポで、重心が後ろになり、月光の持病の「頭上げ」再発しました。ゼロ戦はリポが重心位置近くにあるので、その重量により影響は少しです。しかし月光は機首にあるため、リポの重量差が重心位置に大きく影響します。
【700mA34gのリポ以外は重心位置に問題発生】
青い三角印が重心位置です。適切な重心位置は月光もゼロ戦も、主翼前縁より37mmのところです。340mAのリポは25g、700mAのリポは34gです。その差はたった9gですが、重心位置が3mmも後退してしまいます。これが「頭上げ」の原因となってました。よって月光を正常に飛ばそうとすると、700mA以外のリポは使えない事になります。
もし、リポを重心位置に移動するには、モーターを今の位置より2、3Cm程、前に出すしかありません。それはそれで、実機の形状に近づいていいですけどね。
【月光お嫁に行きました】
2004年1月7日、かねてより、この月光に惚れ込んだ方より、お嫁にくださいのご要望があり、お嫁にだしました。私の手元からなくりました。今後の月光の進化を期待されてご覧の皆様どうもすいません。

しかし、私には、秘密裏にヤフオフで手に入れておいた中古の月光2機があるのです。
まだ、まだ、皆さんをあきさせませんから、ご心配なく
さて、その2機の改造構想はふたつあります。

構想1.スーパー月光で大空を駆け回れ。

 ・4.4gサーボ3個使用の4chで、自由自在の運動性。
 ・11.1Vリボで50XC2個を駆動し、予定推力180gで垂直上昇を実現。

 ・脱着式車輪で、離陸、着陸。


構想2.4発エンジン2式大艇で、水しぶきを上げて離水せよ。

 ・月光の主翼2枚を使い、4発エンジン長さ80Cmの専用主翼を作成。
 ・胴体はEPPの薄板とブロック整形で作成し、ボリューム感ある胴体を実現。

 ・4.4gサーボ3個使用の4chで、船底ラダーも制御。
 ・7.4V1200mAリボで50XC4個を駆動し、予定推力280gでダイナミックな離水。
  乞う、ご期待!!
これが、秘密裏に入手しておいた、中古の月光2機です。モーターやプロペラは1号機に使ったので、いかにも予備機って感じがします。しかし、これが、改造をほどこされて。今まで世の中になかった月光改****になっていくのでです。
さて、月光がこの2式大艇に大変身するのでしょうか。エンジンナセルは月光にそっくりですね。