真似をされて改造される場合は自己責任でお願います。
2式水戦を飛ばそう
改造記事3−1
【ゼロ戦、フロートを履く】
水上機を飛ばす人の話では、水上機は、離水、着水の瞬間はなんともいえない感激があるそうです。そこで、私もその感激を味あうべく、TAIYOのゼロ戦にフロートを取り付けて、2式水戦をつくる事にしました。フロートは脱着式として普段は普通に飛ばします。ただし、池に氷が張りそうな時期なのでのんびり作ります。
1.2式水戦のフロートの部分をサイズを計算して、A4の紙にプリントアウトします。機体全長が42Cmなのでスケールからして、フロートの全長は35Cmとなります。フロートの図がふたつにわかれいるのは、A4では35Cmのものが出せないためです。
2.フロートの原図大の図をEPPの上に置いて、必要な量を切り出します。
3.厚さ4CmのEPPを二枚重ねて、接着剤で仮止めします。
4.フロートの原寸大の図にあわせて、EPPを整形していきます。
5.それなりに整形できました。
6.また、仮止めをはずして、二つに割ります。軽量化のために、斜線部分をくり貫きます。
7.軽量化の結果この状態で11gであがりました。
8.フロートを取り付けるゼロ戦と並べてみました。
9.取り付け金具を作成します。私のには珍しく設計図を描いての製作です。左が設計図、右がそれを写したアルミ板(板厚0.5mm)です。
10.出来た金具を機体に取り付けてみます。固定は胴体側の輪ゴムにひっかけて固定します。
11.後ろの金具も作成しました。重量は合計で4gです。
12.フロートに金具を取り付けます。
13.左右のフロートを接着します。輪ゴムと選択ばさみで押さえます。
14.金具の大きさは軽量化のため、必要最低限度のしました。よって、持って揺らすとゆれます。強度の問題があればあとで補強するつもりです。
15.斜め前からの画像です。
16.後方からの画像です。
17.翼端フロートも、EPPブロックを削りだして作ります。2個同じものを作るの大変です。

つづく
18.翼端プロートを半分に切り、そこに、支柱(0.5mのリンケージ用ロッド)を曲げて取り付けます。
19.接着剤で張り合わせます。
20.翼側の支柱の先は、主翼に合わせて曲げます。
21.主フロートの支柱をブロック材から削りだします。
22.支柱を半分に切り、金具の両側に貼り付けます。
23.洗濯ばさみで押さえます。
24.主フロートと翼端フロートで23gです。
25.翼端フロートは主翼に接着せず、挟み込む方式にしました。これで脱着可能になります。
26.この画像を見ると、ペラがでかいですが、2式水戦用に15Cm4枚ペラを用意してます。
【使用接着剤】
今回のフロート製作には、用途に合わせて2種類の接着剤を使用しました。
・3M強力接着剤−−−−−強力な接着力と速い硬化力を生かして、貼り合わせなど接着全般。
・SUPERX2−−−−−−粘着性を生かせして、隙間の充填等。
上が3M強力接着剤、下がSUPERX2です。
このような隙間を埋める場合は、SUPERX2が適している。

27.翼端フロートの支柱を補強のため、2本にします・また支柱の付け根に横棒をいれ、揺れをなくします。
28.支柱にEPPを貼り付けます。強度的には必要ないのですが、スケール感UPのためにやります。
29.二個の翼端フロートが完成しました。
30.主フロート後ろの支柱にもEPPを被せます。これで、少しふにゃふにゃ感がなくなりました。
32.秘密のドックに水をため、浮かべてみます。
31.ここまで重量はまた増えて、26gです。
                 【2式水戦進水式】
2式水戦の進水式を、猫田にゃん吉パイロットが緊張のまなざしで見ています。
33.2式水戦用に作成した15Cm4枚ペラを取り付けます。スピナーは仮のものです。
34..プロペラとフロートのクリアランスは、わずか5mmです。
【防水試験】
EPPは朝露に濡れると、なんかふにゃふにゃした感じになります。もしや、スポンジの様に水を吸うのではないかと疑われます。そこで防水試験を行いました。

試験方法:
EPPブロックを水に15分間つけて重量増加をはかる。また、触ってふにゃふにゃになってないか、水が垂れないか、押してみる。

結果:
重量は水がしみ込んだと思われるほどの重量増加なし。
触ると、表面に水がつき、しっとり感はあるが、押してもスポンジの様に水はたれない。
結論として特別の防水対策は必要ないと判断しました。

対策:
このフロートは、プラカラーを塗り、撥水スプレーをするだけとします。
35.プラモデルの写真を見ながらプラカラーで塗装します。
36.塗装後の最終重量は28gでした。
                【2式水戦塗装完了】
やはり、フロートを塗装すると、スケール感がぐっとアップします。
37.フロートを水に完全につけて、水密試験です。
しかし、泡はぷくぷくと出てきました。真ん中の区画が浸水しているようです。泡が出できた場所を接着剤で埋めます。
38.翼端フロートの長さがたりなかったので、中を切り開いて、1Cm延長します。
39.100円ショップダイソーに、フロートにスプレーする防水スプレーを買いにいったら、なんとそのキャップがスピナーにぴったりでした。プロペラの台に、ねじで取りつけばばっちりです。4枚ペラのスピナーはこれにします。
40.明灰色に塗装すると、代用スピナーとして十分です。あと、消臭スプレーも同じキャップでした。
41.4枚ペラにあわせてスピナーをカットをします。取り付けは、IMのキャノピー用飾りビスを使用します。これでしっかりと付き、ノーマルのスピナーのようにはずれる事はありません。